里山からの贈りもの
2013年10月25日
足元に目を凝らせば 小さないのちの営み、、、、
陽だまりのノコンギクにミツバチやキチョウが群がり
ひっそり咲いているリンドウにもぐりこんで、トラハナバチが蜜を吸っています。
昆虫たちも、せっせと冬支度なのですね。
里山から、ステキな贈りものが届けられるのも今。
「おみも」のトップを飾るソヨゴの木。 初夏には小さな白い花が咲き、 黄緑の実をつけ、オレンジ色になって、今は真っ赤な実を鈴のようにリンリンならせていす。
冬も緑色の葉が、風にそよそよ、そよぐことから冬青(ソヨゴ)。
また、優れた染織植物でもあるので、染用木(ソヨギ)とも呼ばれています。
晩秋から、3月までが染め時で、やさしいピンクから落ち着いたレンガ色、時には、深い赤が染まるときも。
秋の山道を木々とお話ししながら歩いてみませんか?
紅葉とは違う、もう一つの秋に出会えるでしょう。
たとえば花盛り?とみまがうようなたくさんの星の形をした濃いピンクのガクのうえに、 青い実をつけたクサギの木。漢字で臭木(くさぎ)と書くのは独特のにおいがあるからでしょうね。青い実やガクも染織に使い、水色や、銀鼠に染まります。
畑や果樹園は、実りの秋たけなわ。次回は、あさつゆのお店をのぞいてのご報告や、里山からの贈りものの続編を紹介しましょう。
投稿者:あさつゆ