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岐阜県多治見の善光寺街道
2013年05月21日
先日(5/19)岐阜県多治見市で開催された「善光寺街道(下街道)をたどる」という展示を見に行ってきました。
<会場となった「たじみ創造館」>
展示されたのは、恵那市立大井第二小学校の堀川明信先生です。
堀川先生は休日を利用して、名古屋から善光寺に通じる善光寺参詣の古道を研究されています。
展示を見ていると、名古屋に「善光寺道」の道標や、「善光寺街道」の案内板もあります。
近年この道を見直す動きがあり、歩くイベントなどが開催されているようです。
多治見市にもこの道が通り、今回多治見観光ボランティアガイドが主催して、堀川先生に研究発表を依頼したとのことです。
ガイドの会では、今後この多治見市の善光寺街道をPRして、街歩きへ生かしていくということでした。
<名古屋の善光寺街道の起点は、市街地にある「札の辻」。
伊勢神宮へも通じる「伊勢―善光寺古道」の中継地。 堀川先生の展示より。>
<池田宿から内津峠にいたるエリアが多治見市の善光寺街道。>
<堀川先生(左)と池山会長(右)>
当日はボランティアガイドの案内で創造館周辺の案内をしていただきました。
多治見は陶磁器の産地として古い歴史があり、創造館周辺も「本町オリベストリート」と名付けれられ、豪商が築いた明治期の蔵が現存しています。
そのうちの一つを見学させたいただきました。
蔵の中には、明治天皇の巡幸に随行した山岡鐡舟の書が数多く展示されていました。
このお宅は行在所(あんざいしょ)として明治天皇が宿泊されました。
信州の松本を経由して東山道を巡幸した明治13年(1880)のことです。
街道には離れた地域に多くの共通点を見つける楽しみがあります。
これを機会に岐阜県の善光寺街道と交流を続けたいと思います。
投稿者:善光寺街道歩き旅推進局