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立峠を越えて
2013年05月15日
サンケイツアーズ(東京都)の日帰りバスツアーで、約100人の参加者が立峠を歩きました。
都内から四賀支所にお昼頃到着。
快晴のもと、さあ出発です。
かつて白装束の巡礼者が列をなして峠を上っていた様子は、
遠くから眺めると白糸の滝のようであったといいます。
ようやく着いた峠には、気持のいい春の風が吹いていました。
前方には次の峠となる聖山がくっきりと見えます。
江戸時代には「みはらし屋」など3軒の茶屋が軒を連ね、
旅人達の疲れをいやした場所です。
休憩して汗がひく頃には体力も回復し、皆さん元気に峠を下りました。
かつては荒れていた峠道も、地元自治体と住民の協力でとても快適に歩くことができます。
歩く時代、乱橋宿は峠のふもとにあって難儀した旅人達を受け入れていました。
明治時代若かりし頃の正岡子規がこの道を歩き、一夜の宿を取った場所です。
西条駅に待っていたバスに乗り込む旅人達は、
駅前の店で買った冷えたビールを手に帰路につきました。
心地よい疲れが、一層ビールを美味しくしたでしょう。
投稿者:善光寺街道歩き旅推進局