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シンポジウム「善光寺巡礼」
2015年02月20日
数えで7年に一度の大祭、善光寺御開帳の今年、
善光寺さんの絵解きをする催しがあります。
絵解きとは、善光寺聖が全国に出向いて
信仰を広めるための一手段でした。
これにより全国から参拝されるようになった善光寺。
絵解きと善光寺参りは
切っても切れない関係にあります。
絵解き文化の発信源として
全国的に草分けだった善光寺も、
いつしか絵解きをする人が
いなくなってしまいました。
口伝による伝統が途絶えてしまったのです。
これを復活しようと、地元郷土史家が
絵解きの歴史を掘り起こし、
新たに現代人向けの絵解きの方法を
模索してきました。
シンポジウム「善光寺巡礼」では
善光寺に限らず、絵解き研究の第一人者である
長野郷土史研究会会長の小林一郎先生と
絵解き口演の第一人者で、副会長でもある
奥様の小林玲子先生による
講演「絵解きで伝える善光寺参り」が行われます。
「善光寺縁起を絵解きする 小林玲子先生」(道の文化祭 2011/3)
また、ご開帳特別企画として、
巡礼の歩き旅も企画しました。
日本人の旅のルーツは巡礼にあります。
善光寺巡礼は時代も古く、
さらに江戸時代には庶民の圧倒的多数に支持された
日本人の旅のルーツでもあります。
シンポジウム「善光寺巡礼」にお出かけいただき、
旅文化大国日本のルーツに触れてください。
投稿者:善光寺街道歩き旅推進局